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健康モジュール

健康モジュールでは,先進国の高齢化社会,発展途上国の人口急増社会双方における健康の改善をはかります. 従来の医療の枠組みを超えて,社会的な健康管理システムを確立したいと考えています.

バングラデシュにおける,ポータブルクリニックの現場.

健康モジュールではバングラデシュと福山県久山町をおもな教育の舞台にしています. バングラデシュはいまだ貧困が深刻な国のひとつであり,感染症の発生率や分娩時の異常による母子死亡率が高くなっています. しかしこの国においても近年,ファーストフードなどの糖分や脂質の多い食品が普及し,肥満とそれに続く生活習慣病が急激に増加しています. バングラデシュでは,九州大学はグラミングループ(マイクロファイナンスによる女性の自立支援等でノーベル平和賞を受賞)と共同研究で, ITやICTを最大限に活用した健診システムと遠隔医療を組み合わせた効率的な保健医療システムを展開しており,2012年度には8500名が受診しました.

バングラデシュは無医村が多い一方,薬局はどの村にもあり,さらに携帯電話網が国中に完備されているため,ITを活用した遠隔医療が可能です. さらに,グラミンレディ医療版のビジネスモデルを構築中です. また,グラミングループの一員であり本プログラムの担当教員でもあるアシル氏がアタッシュケース型ポータブルクリニック(血糖系・血圧計・スマホ端末などを組みわせたシステム)を開発しました. このような新たなアイデア・システムを実行に移しながら,現地の保健医療状況,社会状況,宗教,食習慣,気質などの情報を最大限取り入れた上での統域的解決策を探るプロジェクトに大学院生とともに取り組みたいと考えています. 健康モジュールではこのほか,久山町大規模コホート研究(1961 年以来継続されている40歳以上の全住民を対象とした疫学研究.患者目線の医療、住民全員が共同研究者というコンセプトの下で, 住民・開業医・自治体との信頼関係の下で実施されている)への参加というメニューを用意しています.

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